もの忘れ外来

高齢化社会から超高齢化社会へと進展していく中で、認知症患者数が増大しています。認知症患者の医療に求められているのは、単に検査、診断、投薬ではなく、認知症の
主要症状と周辺症状によってもたらされる生活障害や対人関係の障害のケアと治療です。当科では、2000年4月より「もの忘れ外来」を開設しており、下記のような取り組みを続けています。

・認知症の早期発見、鑑別診断とそれに基づくケア計画と治療方針の策定
・特定機能病院ならではの専門的、かつ高度な検査の実施
・病棟との連携による認知症パス入院の導入
・BPSDなどの周辺症状や、身体合併症を伴う患者さんへの対応
・精神保健福祉士と、ケアマネージャーなど地域の介護ケア担当者との連携による最適の地域包括ケアシステムの構築のための支援
後期研修医や専門医専攻医は、もの忘れ外来を経験したり、認知症パス入院担当医として、認知症診療のトレーニングを行います。なお、河西教授を含め、神経精神科、およびもの忘れ外来では複数の日本老年精神医学会認定指導医を擁し、附属病院は同学会の認定施設ともなっているので、認定医の取得を目指すことも可能です。また、患者さんのご理解と同意のもと、認知症の病態とケア、治療に関連するさまざま研究も実施しているので、研究活動への参加も可能です。